宇宙ジャーナリスト募集!
衛星カメラで宇宙から、
見たことのない地球や宇宙を
撮影・調査してみよう
1st Crew Report
2023年3月25日(土)・26日(日)に、SKSのリフトオフ(キックオフ)イベントが開催されました。
第1回目のSKSは、「宇宙ジャーナリスト募集、衛星カメラで宇宙から、見たことのない地球や宇宙を撮影・調査してみよう」というテーマで、春休み中2日間の開催。小学1年生〜6年生まで、合計31名の子どもたちにご参加いただきました!
初日は、ソニーの品川本社の会議室で実施。
初めて入るソニービルに、みんな大興奮でした。
2日目は、田町にあるソニークリエイティブセンター。こちらの施設には、実際に操作できるSony STAR SPHEREのシミュレーターがあります。
それでは、プログラムの模様についてお伝えします!
まずは、オープニング。司会進行は、宇宙キャスター(R)の榎本麗美さん(れみさん)、一般社団法人スペースポートジャパン 共同創業者&理事の片山俊大さん(トシさん)。
子どもたちの興味を十分に惹きつけたところで、プログラムは進んでいきます。
ー宇宙ジャーナリストへのメッセージ
JAXAの谷口大祐さん(ぐっさん)から、宇宙とはなにかを学び、宇宙はとても近いということや、宇宙ジャーナリストにどのようなことを期待するか、といったメッセージをいただきました。
子どもたちは、憧れのJAXAの谷口さんのお話に、目をキラキラさせて聞き入っていました。
ー宇宙の「これまでとこれから」
宇宙ってなんだろう?がわかったところで、続いては、スペースポートジャパンの片山俊大さんから、「今までの宇宙と、これからの宇宙」をクイズ形式で学びました。
参加してくれた子どもたちが予想以上に宇宙についてよく知っていたので、片山さんも大変驚いていました。
これからの時代、宇宙は限られた人のものではなく、誰もが関係する身近なものになっていく、というメッセージを受け取り、ワクワクがより高まったように見えました。
ーSTAR SPHEREの目指す世界
これまでの2つの講座では宇宙についてのインプットが続きましたが、ここからは取材活動が始まります。
講師は、JAXAの職員でもあり、STAR SPHEREのプロジェクトメンバーでもある村木祐介さん。
STAR SPHEREの目指す世界についてお話いただき、STAR SPHEREでできる感動体験についてイメージを膨らませました。質疑応答の時間では、子ども達なりに疑問に思ったことを質問させていただき、初めての取材活動を行いました。
ー 「感動させられる」アイデアを
考えよう
STAR SPHEREのキーワードは、「感動」でした。人工衛星「EYE」を使って、自分だったらどうやって人を感動させるか?という視点で、今の地球をどう撮るかを、グループの仲間とともに考えました。
ー2035年の未来はどうなっている?
感動を伝える上で、外部環境や時代に影響を受けるということを軸に、SDGsについて、こども国連環境会議推進協会 事務局長の井澤 友郭さん(ともさん)に説明していただきました。
地球について改めて考える機会となり、子どもたちも自分なりにさまざまな思いを馳せている様子でした。
ーブロックを使って、考えて話そう
これまで学んできたたくさんのことを一度咀嚼し、自分なりの考えをアウトプットするために、まずはレゴブロックを使って表現の練習をしました。ブロックを使うことで表現の幅が広がったようで、子ども達もリラックスしながらイキイキと取り組んでいました。最後にはレゴブロックで作った未来の仕事についての発表も行い、1日目のプログラムは終了しました。
講座がメインだった1日目に比べ、2日目はさまざまな宇宙に関するアクティビティに挑戦しました。グループを3つに分け、STAR SPHEREのシミュレータ操作、ホワイトパズル、宇宙SDGsカードゲームをそれぞれ体験しました。
ーSTAR SPHEREシミュレータ操作
みんなが心待ちにしていた、STAR SPHEREシミュレータ操作です。
STAR SPHEREは、いわばカメラ衛星。衛星を操縦するシミュレーターは、宇宙から地球を見つめるとてもリアルな体験をすることができ、子ども達のワクワクは絶好調。グループごとに撮影する地球の場所を議論し、写真を撮影することができました。
ー宇宙SDGsカードゲーム
SKSで開発したカードゲームは、地球の課題を宇宙を活用して解決するというゲームです。
低学年が人工衛星の視点で課題を見つけるゲーム、高学年はその課題を解決するゲームと、それぞれ別のゲームを行いました。
高学年のゲームは少し複雑でしたが、子どもたちの理解は早く、しっかりと宇宙とSDGsについて学びながらゲームを進めていました。
ーホワイトパズル
ホワイトパズルは、宇宙飛行士になるための訓練でも用いられる図柄のないパズルです。通常は90分以内に完成すれば合格とのことですが、今回は20分のタイムアタック。
どこまでできるか?楽しみました。
「難しい〜」と言いながらも、みんなで協力しながら20分間一生懸命頑張りました。さすがに完成させることはできませんでしたが、20分集中して取り組めたことが、素晴らしいですね。
ー考えを編集し、言葉にしよう
いよいよ最終ミッションです。2日間かけて学び、体験してきたことを元に、2035年から50年の宇宙の仕事、未来の仕事を考えてみました。
最後はこのような、取材編集カードにまとめました!みんな、それぞれ思い思いの未来の仕事を考え、まとめてくれました。
ー発表
自分が考えた未来の仕事を、みんなの前で発表してもらいました。
残念ながら全員にしてもらうことはできませんでしたが、他の人の発表を聞くことで自分の考えがアップデートされた子もいたようです。
ーまとめ
以上がプログラムのダイジェストでした!
プログラム終了後は、修了証、お土産をお渡しし、記念撮影をして終了しました。
2日間を通して、子どものワクワクした様子がとても印象的でした。
宇宙ジャーナリストとしての活動は、これからも続いていきます!
次回をお楽しみに〜!
宇宙ジャーナリストの子どもたちが、宇宙の最前線を取材し、発信したレポートはこちら。